
悩みの種、サクラ
出会い系サイトを使う上で、常に私たちの頭を悩ませるのが、「サクラ」の存在です。
そもそもみなさんは、サクラというものをご存知でしょうか。
メールのやりとりをしている女の子すべてが、実在する人物だとお思いですか?
はっきり申し上げますと、それは間違いです。
たしかに、優良サイトには基本的にサクラはおりませんが、悪徳サイト、そして、悪徳とはいかないまでも優良とも呼べないサイトには、サクラは必ずいます。
それでは、それらのサイトが使うサクラとはいったいどのようなものなのでしょうか。
サクラは魅力的なメールを送る
サクラというのは、男性により多くのポイント(お金)を使わせるという目的のもと雇われた人々、あるいはパソコンの自動返信のことです。
それらは一貫して、女性になりすまし、男性に対し、魅力的で思わず返信したくなるようなメールを送ります。
たとえば、
「本当は18歳未満です」
とか、
「逆援助交際しませんか?」
とか、
「このサイトサクラばっかだね・・・」
とか、
「奴隷にしてください」
とか
「女王様になってあげる」
とか。
あらゆる人が興味を惹かれてしまう内容のメールを送ってくるんですね。
それにより、男性に返信を促します。
返信=お金の消費ということですから、返事をしてしまった時点で、その男性はサクラの術中にはまり、サクラは自らの業務をしっかりこなしたということになります。
ドタキャンが繰り返される
さて、サクラとメールを続けていると、最終的にどうなるのか。
結論から言いますと、会うことはできません。
会う日を決めて、セックスの約束をするところまではいけるでしょう。
しかし、サクラは決まって
「連絡先交換は会ってから」
と言いますから、会う直前まで(実際には会えないのですが)、サイト内でポイントを消費することになります。
そして、いざ約束当日になって、こんなメールが届くのです。
「ごめん、急な用が入っちゃって、行けなくなった。こんど埋め合わせします。本当にごめんね」
はい、これであなたが今まで消費したポイントはすべてパァというわけです。
しかもがめついことに、約束をすっぽかしたのにも関わらず、相手はこちらと継続して連絡を取りたがります。
もちろん、より多くの金を巻き上げるためです。
もういっかいだけ信用してみるか・・・そう考えてメールを続けてしまえば、さらに被害は拡大します。
だっていくらメールを続けようと、「次」はないのですから。
相手がサクラである時点で、そこに「出会い」はありません。
それに彼らは雇われ人であるわけですから、相手が男ということもありえます。
同性でラブホテルに入りたいですか?
ノンケであれば、そんなことはないですよね。
また、パソコンによる自動返信を使って男性にポイントを使わせるようなサイトもありますが、こっちはまったく話が噛みあわないので、どんな人もすぐに見抜けることと思います。
このようにして、悪徳サイトらは男性にお金を使わせるのです。
慣れればサクラなんてイッパツで見抜けるのですが、そうなるまでがタイヘン。
いろんなサイトに、「サクラが送ってきたメールの例」が掲載されていますから、それらを見て勉強しておくのも、ひとつの手といえるでしょう。